為替政策ということで思い出されるのは2007年に中国でベストセラー?になった、「貨幣戦争(宋 鴻兵著)」。本の内容は世の中全てロスチャイルド家等のコントロールされている、、、と言い切ってしまってるところがこの本はよくある陰謀ストーリーものなのでは、、、と思わせてしまうが、2007年の時点で、サブプライムが相当危ない、ということを的確に指摘しており(既に当時他にも声を上げていた人がいたのだろうが)、2008年の状況を鑑みると、完全に眉つばという内容の本でもないような内容です。他にもどうして貨幣を発行する中央銀行が政府と切り離されているのか、等は興味深い内容が記載されています。
最後の章には、中国は金の保有量を増やして、保有する金に裏打ちされた人民元を発行し(=一部金本位制に戻す?)、人民元の価値を高めるべきだ、との提言まであり、
中国が外貨準備を米国債ではなく、一部金に振り向けているという記事を見ると、中国の通貨当局はこの本の影響を受けたのか?とも思ってしまいます。今後のドル、人民元の行方から目が離せません。日本も無条件にドル本位制支持、とか言っている場合ではないかと。
「貨幣戦争」は日本語訳「
ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ 影の支配者たちがアジアを狙う
」(宋 鴻兵 (著), 橋本 碩也 (監修), 河本 佳世 (翻訳) )が出てますので、日本語で読みたい方はどうぞ(ちょっとタイトルがセンセーショナルで売ることを意識しすぎですが、)。(スタートアップ企業なので、こういうアフィリエイトところで細かく稼いでいきます。すいませーん。)