11/16/2009

人民元のゆくえ(その2)

8月の第2四半期報告では
「密切关注国际主要货币汇率变化,继续按照主动性、可控性和渐进性原则,完善人民币汇率形成机制,增强汇率弹性,保持人民币汇率在合理均衡水平上的基本稳定。」(pp.48-49)

要は「基本的に安定させます(=ほぼ固定しますよ)」的な表現なのに対し、今回の報告は

「按照主动性、可控性和渐进性原则,结合国际资本流动和主要货币走势变化,完善人民币汇率形成机制。(訳:主体性、コントロール可能であるということ、漸進性、といった原則に照らし合わせて、国際資本流動と主要貨幣のトレンドの変化と結合させて(注:連携させて?と訳すべきか)人民元の為替決定メカニズムを改善していく。」(p.45)

という微妙な表現に変更されています。

基本的には人民元の為替は自由に動かさないけれども、最近の急激なドル高等などを考慮して、多少は動かしましょう、ってなことなんでしょうか。ディズニーランド上海誘致に加えて、「人民元のちょっと切り上げ」まで今月のオバマ大統領の中国訪問のお土産だとしたら、、、中国政府はしたたかだなあと思う次第です。日本政府も何かお土産を用意しているのでしょうか~。今回のオバマ大統領のアジア歴訪のハイライトは中国に持っていかれた感じです、、、いやいや、日米間は身内なのでお土産は不要、ということ?

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