12/06/2009

香港ドルとホットマネー流入?(1)

ここのところ、中国、インドといった新興市場への投機マネーの流入がこれらの国の資産価格のバブルをもたらしている、との報道が盛んだ。

中国、インドに投機資金流入 株式・不動産が急騰、バブル懸念も(12月6日 NIKKEI NET)

Worried nations try to cool hot money(11月19日 Financial Times)

香港でも中央銀行に相当する香港金融管理局(Hong Kong Monetary Authority, 以下HKMA)が、香港ドルを売り、米ドルを買って、香港ドルと米ドルの為替レートを固定させている。日本では為替介入は政府の判断により、財務省に委託して実行するが、香港では1米ドルに対し7.75~7.8香港ドルを維持するよう、HKMAによる為替介入が義務化されている。

本来は、HKMAが米ドルを買い香港ドルを買う
⇒香港ドルの市場への供給が増加
⇒香港ドルの金利が低下
⇒香港ドル買いの圧力が減少
するという仕組みである。(参考:HKMAのCurrency Board system

(つづき)香港ドルとホットマネー流入?(2)へ

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