12/18/2009

[SCMP記事他]BVI法人の香港証券取引所上場が可能に(1)

"BVI companies can now apply to list in Hong Kong" (South China Morning Post紙2009年12月17日付記事)

香港証券取引所に上場できる企業の国籍については、これまで香港、ケイマン、バミューダ、中国等9カ国・地域(香港証券取引所が認める上場申請受付可能な企業の国籍リスト)であったが、イギリス領バージン諸島(British Virgin Island、略称BVI)が上場可能な企業の国籍の10番目として加わった。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙(SCMP)の記事によると、今回の決定は、BVI法人である中国企業(性格には中国で事業展開をするBVI法人の企業)のロビーイングがあったことが背景にあるとしている。

昨年1年間で、ケイマン法人の設立数が約14,000社、バミューダ法人が約1,200社に対して、BVI法人の設立数はなんと65,000社もあったという。BVIの会社の設立及び維持費用がケイマン法人と比べて小さい、ということもあるとのことだ。

香港では、これまでは原則として香港、ケイマン、バミューダ、中国の企業の上場しか認められていなかったが、今後はこれを拡大する方針をとっている。最近でもロシアの企業のRusal(こちらもケイマン法人か何かであろう)の上場も控えており(Rusal IPO関連記事)、今後中国企業以外にも中央アジア等の企業の上場を誘致したいという思惑があるようだ。

(つづきはこちら

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